SPKV - コークス化プラントの車位置センサー

メリット：

• コーディングプレートとセンサーヘッドはステンレス製
• コーディングプレートには電装品不使用
• チリや蒸気にも耐え得る光学システム（自動制御）
• センサーヘッド温度の自動制御
• 蒸気圧縮防止加熱システム
• 車位置読み取り不良防止機構
• 精度ロス（水平方向に±70mm、垂直方向に±45mm）なしで、コーディングプレートへのヘッド位置の横ずれ

利点：

• より正確な車の位置決め
• 自動での車入れ替え
• プロセス制御とフォローアップ

コンセプト：

コーディングプレートは各コークス炉チャンバーの前に取り付けられます。センサーヘッドは車に固定されており、ディスプレイはオペレーター室に設置されます。プレートがセンサーヘッドの隙間を通過する際に、各プレートの番号が光学的に識別されます。同時にコーディングプレートの中心からの距離も測定されます。ディスプレイはプレートに番号を割り振ります。番号は表示欄上側に表示されます。表示欄下側にはプラスもしくはマイナスで、コーディングプレートの中心からの距離を表示します。ディスプレイには外部通信システム（プロフィバス、モドバス）とともにインターフェース用にシリアルポートRS485が装備されています。非常に堅牢で、悪条件の環境下においても耐え得るつくりになっています。

この装置により、より正確な車のガイドが容易に行うことが出来ます。そしてコークス炉チャンバーの消耗を最小限に抑えます。また車と車の入れ替えや、全コークス化プラントの自動制御を同時に行うことが出来ます。これにより全コークス製造工程を効果的に制御することが可能です。

デジタル表示

• チャンバー/文字の位置番号の表示
• 偏差表示 ±350mm
• 履歴効果 ＜1mm

納入実績：

• SIEMENS s.r.o.、チェコ共和国
• ARCELORMITTAL Ostrava a.s.、チェコ共和国 - マンレス操作に使用
• OKK Koksovny, a.s.、チェコ共和国
• US STEEL Košice,、スロバキア共和国
• ARCELORMITTAL Zenica、ボスニア・ヘルツェゴビナ
• KARDEMIR KARABUK DEMIR CELIK, SANAYI VE TICARET A.S.、トルコ共和国

技術データ：

項目	数値
プレートの隙間	150mm
センサーヘッドの全体寸法	690×445×380mm
センサーヘッドの最高速度	7m/s
コーディングプレートの寸法	340×310mm
ヘッドとプレートの材質	ステンレス
操業温度範囲	-20 （-50℃）～80℃
電源供給	DC24V/0.5A、4A

動画

SPKV-03 コーキングマシンの位置決め：

2020年からSPKV-03で消防車を無人運転：